神奈川脳神経外科クリニック

診療のご案内

院長紹介 ごあいさつ

院長 高宮 至昭

 医学博士 日本脳神経外科学会認定専門医


患者さんの痛みのわかる医師になれたらと思っております。

横浜市神奈川区西神奈川に「神奈川脳神経外科クリニック」を開院させていただき、早12年になりました。
これまでの脳神経外科専門医としての経験をもとに、関連する科の内容を含めて総合的専門治療をめざして地域の皆様のお役にたてるよう力を尽くしてきました。お陰様で地域の皆様の健康を管理し、症状の改善、疾患の予防に少しでも貢献できていると思っています。最近では、介護保険での訪問リハビリに力を入れております。

脳、脊髄は再生のできない臓器です。一度傷害がおこると後遺症が残ってしまいます。
手遅れにならないように、予防医学にも力を入れていきたいと思います。
昔私自身、ひどい頭痛に悩まされた事があります。神経ブロックで頭痛は完全に治りましたが時々腰痛に悩まされています。妻も肩こりと頭痛に悩まされています。母はいつもとちがう頭痛がでたため、MRIを行ったところ脳動脈瘤が見つかり、私が手術を執刀し今でも健在です。父は頭部外傷とその後の水頭症に対して私 が3回手術しました。
私は治療方針に迷った時は常に、目の前の患者さんが自分や家族だったらどうゆう治療をするか、と考えてきました。自分自身また家族の 痛みを通して、患者さんの痛みのわかる医者になれたと思っています。


頭痛のさまざまな要因を総合判断し治療をすすめます。

今までいくつかの大病院で脳神経外科を診療してきましたが、特に頭痛、めまい、しびれは複数の科にまたがる症状で、病院内ではどこに行っても確実な診断は得られず、院内たらい回し状態になっています。
当院では症状を総合的にみて、原因を探し、根本から治療するように心がけ、また早く症状がとれるようなリハビリ治療も行っています。また提携の鍼灸院での治療も効果的です。 また、専門科以外の医療相談、セカンドオピニオンにも応じられますので、どうぞお気軽にご来院下さい。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

略歴

診療科目

脳神経外科
(脳神経外科一般)

頭痛、めまい、しびれ、脳梗塞、脳出血、頭部外傷など

発症したばかりの(3時間以内)の麻痺や言語障害、意識障害、大量の出血を伴う頭部外傷の方は病院の救急センターを受診してください。当院は入院設備がありませんので対応できません。手遅れになる危険があります。

物忘れが気になり、認知症が心配の方は、MRI検査後に最適な病医院に紹介させていただきます。頭部MRI撮影後に認知症診断ソフト(VSRAD)を用いて、脳萎縮度を解析します。

循環器科
(血圧管理、頚動脈エコー、動脈硬化検査)

心エコー、負荷心電図、ホルター心電図は行っておりません。

整形外科
(頚椎・腰椎疾患)
火曜日午後、木曜日午前・午後は脳神経外科専門医が担当しますので、整形外科疾患は診れませんので、ご了承ください。

外傷は扱っておりません。骨折、脱臼が疑わしい方は整形外科専門医を受診してください。

肩、肘、手、股、膝、足等に関しては最適な病医院に紹介させていただきます。

外傷以外の頚部痛、腰痛、肩凝り、上下肢のしびれ、痛みに関して診察可能です。

初診当日に頚椎、腰椎MRI検査は健康保険での検査は不可能です。整形外科等からのMRI依頼の紹介状をお持ちであれば、初診日でもMRI検査可能です。

消炎鎮痛処置、電気治療、頸椎・腰椎牽引やブロック治療、関節内注射は行っていません。整形外科をメインに標榜している病医院へご紹介します。当院では投薬治療のみとなります。

リハビリテーション科
(外来・訪問)

脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)の後遺症、顔面神経麻痺

運動器疾患(頚椎症、腰椎症、腰部脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、肩関節周囲炎など)

当院では理学療法士(常勤6名、非常勤1名)他、理学療法の研修を終了したマッサージ師、柔道整復師が運動の指導を行います

検査室

頚動脈超音波検査(エコー)

肥満・高脂血症・高血圧・糖尿病のある方や、コレステロールの気になる方の、首の部分を流れる頚動脈内の脂肪のたまり具合や、血管の狭窄や閉塞、血流をチェックします。将来の脳梗塞の危険性がわかります。 また、めまいのある方には椎骨動脈も精査し、血流をチェックします。

検査方法

検査機器は上の超音波装置を使用します。 検査時間は10〜15分ほどで終了し、患者さんには首の部分を出していただき、ベッドの上で上向きに(座位でも可)なるように寝ていただきます。

実際の検査方法

実際の検査では上の画像のように、カラーを使用し、脂肪を明瞭に診断できます。 脂肪の塊部分では赤い血流が盛り上がり、血管内腔が細くなっているのが分かります

脳波検査

けいれんを起こした、意識がなくなった、脳の働きが鈍い等の方他院でてんかんと診断された方のフォローアップで行ないます。時間は40分から50分かかります。予約もできますが、当日でも検査可能です。結果も当日にご説明いたします。頭皮に電極をつけますので、整髪剤等はお控え下さい。

その他の検査
重心動揺検査

体の揺れ具合でめまいの原因を検査します。三角形の板の上に立っていただきます。体の重心の偏位程度、速度からめまいの原因が耳性か中枢性かを診断します。

心電図検査

不整脈、狭心症、心筋梗塞のチェックの他、自律神経の検査も行ないます。

動脈硬化検査(ABI)

両手足の血圧から、下肢の動脈硬化を診断します。下肢閉塞性動脈硬化症の診断ができます。足が冷たい、しびれる、等の症状の方にお勧めです。また脈波から脳梗塞、心筋梗塞の今後のリスクも予測できます。

血管年齢検査

MRI室

平成26年1月20日より新たに1.5テスラ超伝導MRIが稼動しております。より精細な画像が早く撮影できます。新機種はオープン型ではなく、通常の筒型となります。閉所恐怖症の方はご相談ください。オープン型MRIを設置している近隣のクリニック、病院をご案内します。

当院MRI
MRI
  • 1.5テスラ超伝導MRIで、脳断面、脳血管の精細画像が撮れます。
  • 検査の必要な方は、予約なしでも初診日当日に検査が出来ます。
  • 検査結果は当日ご説明できます。
  • 検査の必要性は症状、保険により、診察後に医師が判断します。
  • 頚椎・腰椎MRIは、他院からの紹介の場合を除き、初診時にMRI撮影はできませんので、ご了承ください。
  • 症状は特になく、頭が心配、という方は、脳ドックをご利用ください。
  • 他院からのご紹介の方は、紹介状をご持参ください。電話予約が可能な場合もありますので、ご連絡ください。
  • 御希望の方には結果を用紙にプリントし、お持ち帰りいただけます。
  • またCDで画像をご希望の方は¥1,050です。
MRI検査を受けられない方
  • 体内に心臓ペースメーカー、人工内耳、人工中耳を埋め込んでいる方
  • 今までに脳の手術(脳動脈瘤など)を受けており、頭の中に金属が入っている方(チタン製のクリップは検査可能です)
  • 水頭症に対して圧調節機能付シャントバルブを埋め込んでいる方
  • 血管内にステント挿入手術を8週間以内に受けられた方
  • 人工心臓弁手術を受けられた方(※)
  • 骨折に対してボルト固定をしてままの方(※)
  • 金属の義眼底の方(※)
  • 眼に微細な金属片が入っている方(白内障の眼内レンズは検査可能です)
  • その他体内に磁性体金属が入っている方
  • 入れ墨のある方
  • 妊娠3ヶ月以内の(あるいは妊娠疑いのある)方
  • 避妊リングを体内に入れている方(※※)
  • インプラントを埋め込んだ方(※※)
  • 狭いところに入っていられない方(閉所恐怖症)
  • 腰痛等で平らなところに仰向けで10~20分間体を動かさずに寝ていられない
(※)材質がわからない場合は検査をお勧めしません。手術を受けた病院で、MRI可能と言われている場合は検査可能です。 (※※)撮影部位が近い場合は、画像にかなり影響がでて診断が困難な場合があります。 また閉所恐怖症で当院の筒型MRIで検査不可能の方には、オープン型MRIを設備している近隣のクリニック、病院をご案内します。
MRI検査対象部位
主なMRI検査部位

頭部・頸椎・腰椎

その他の検査

頭部MRA・頸部MRA

造影剤を用いた検査は行なっていません。

レントゲン室

一般レントゲン撮影を行います。フィルムを用いないので現像も不要で、環境に配慮しています。無線タイプのカセットを用いているので、高画質の画像を低被爆で撮影できます。撮影後すぐに、医療用画像管理システムPACS(Picture Archiving and Communication System)コンピューターへ送信可能で、結果もすぐにわかります。

主に、頚椎、腰椎、頭部レントゲンを行います。その他全身の部位が可能です。

骨密度検査もレントゲン室でDIP法で行なっています。結果はすぐにでます。

レントゲン
レントゲンDR装置

レントゲンDR装置

リハビリテーション室

牽引や温熱療法に頼らず、スタッフ一人一人の技能を最大限に活かした治療を行っております。 五十肩、腰痛、膝の痛みなど気になる症状をお持ちの方は、ぜひ一度、当院のリハビリをおすすめします。

リハビリテーションルーム
診察室
電子カルテの導入により診察室と受付の連携がスムーズ

カルテの電子保存により永久に患者さんのデータが保存できます 。 (一般に外来カルテは継続して通院していないと5年間で破棄されてしまいます。)

電子カルテだと…

  • 古いカルテでもすぐに検索できます。
  • 将来的には、他の病院に紹介する時はデータ(電子媒体)でスムーズに行えます。
  • 受付でカルテを探す手間がない。→診察までの待ち時間が短縮できる。
  • 診察室でカルテ入力時にすぐに会計情報が出ます。
  • 診察後の待ち時間が短縮できます。
  • 紙を使わず、環境にも配慮できる。
  • 電子入力により入力ミスをチェックできる。
  • 医療データをまとめやすいので、医学研究に役立ちます。
医療用画像管理システムの導入

PACS(Picture Archiving and Communication Systemの略)

レントゲンやMRI・CT,頚動脈エコーなどの医療用画像をデジタル化し、ハードディスクに保存しデータベースを構築し画像の表示・検索を容易にします。当院開院当初からの全ての画像が永久に保存可能です。

またレントゲン、MRI、CT、頚動脈エコーの画像を小さなフィルムでなくモニターで見やすく拡大して詳しく説明します。

以前撮影した画像があれば、比較しながらご説明します。